日記

日本経済の動向について

こんにちは!
事務局です。
物価高が続いております。
消費者物価指数は2023年1月は前年同月比で4.2%の上昇(41年4か月ぶり)したとのことです。
電気代20.2%上昇、都市ガス35.2%上昇。。。。恐ろしいです。
最近コンビニで昼食を買うと1000円くらい軽く消えます。
弁当600円以上。。。それなら外食したいと思ってしまいます。

そもそも2012年から、アベノミクスでよく聞いた異次元の金融緩和での目標は物価指数を2%上げることでした。
日本銀行が大量の国債を買い入れ、長期金利の引き下げや円安を促し、目的を達成しようとしました。
マイナスゼロ金利などの大胆な施策も実施し、長期的な不況から抜け出そうとしていたわけですね。
しかし、効果は限定的で、物価はあがりませんでした。(賃金も上がらない。)
これには経済構造上の問題もあったと思います。
少子高齢化や産業の空洞化など、そもそも大きな問題を抱えており、金融緩和したところで、購買意欲も限定的でしかなかったという捉え方もできます。
結果的に物価も上がらなければ、賃金も変わらず、日本の国債の多くを日本銀行が購入し、大部分を所有するという世界でめったに見られない構造が出来上がりました。

そのようにどんなに苦労しても上がらなかった物価指数は今回ウクライナやコロナ渦で、簡単に、大きく超える形で実現しました。
金融緩和→購入意欲の刺激→会社が儲かる→賃金の上昇→さらに市場が回る→物価が上がる。
これが当初アベノミクスが描いた流れですね。
今回は最終目標の物価が上がるという現実だけがやってきました。(悪いインフレといわれています)
「物価が上がるが、賃金が上がっていない。」(スタグフレーション)
これが一番の問題ということです。生活するうえでは最悪の状況といえますね。
今後、さらに円が暴落するかも、利上げすることによって日本だけデフレに再突入するかも、などなど最悪のシナリオを予想している知識人も多いそうです。
通常、インフレ対策としては利上げとなります。(アメリカはこれですね。)
需要の増加で物価が上昇し、賃上げも行われ、というインフレならばこの利上げは有効です。
しかし、外的要因による物価上昇なので、利上げをしたところで最悪の結果に向かうのではと懸念されているわけですね。住宅ローンの7割が変動金利です。(私もです。)当時銀行員からは「ほとんど今は変動金利ですね。結局景気がよくなった場合だけ、金利が高くなることがあるんです。でもここ数十年上がってないのが現状ですので、この先も高くなることは考えづらいですね。変動金利のほうが断然金利は少ないですし、おすすめです」と言われました。あの銀行員はこうなることを予測しないで、勧めていたようです。

さて、日銀総裁は2023年4月から黒田総裁から植田和男氏になるそうです。
異例の抜擢ルートでみなさん驚いているらしいです。
その手腕に期待され、この難局をどう舵取りしていくのか、いろいろな方面から注目されているそうです。
ぜひ頑張ってほしいです。

私の個人的な考えですが、結局私たちは自分たちのレベルで間違ったものを正していくことしかできません。
政治等に期待することは、頑張ってくださいとお祈りするくらいです。
現状の幸福度は誰かのせいにすることもできないし、自分の人生は自分で責任をとるしかありません。
賃上げできないのなら、交渉するしかないですよね。
そこで大事なのは「生産性」です。
自分の仕事の生産性に対して対価が見合っているのか、足らないのか。
客観的にみた自分の生産性に給料が見合っていないならば、適切な評価制度がないということですから、交渉するべきだと思います。逆に自分の生産性が足りていないと思うのなら、もっと頑張って給料交渉できる成果を作り上げるしかありません。
経営者も大変なわけです。物価高による純利の圧迫がある。
これに対する大きな売り上げ増とならなければ、当然給料を上げることはできません。
相互作用でよりよい環境を作っていくしかないわけです。
いい仕事をすれば対価ももらえる。そんな環境を創っていければ、そして広がっていけば、最終的には景気も回復する好循環になるのではないでしょうか。
中小企業が日本を支えているというのは紛れもない事実だと思います。
物価が異常な高騰を見せる今、一番求められるのは賃上げです。
そのために利益を上げる、徹底的なコスト削減を実現することが各会社単位で実現していくしかありません。

長くなりました。
経済に関して無知ですので、お恥ずかしい文章だと思いますが、すいません。
日々勉強していきたいと思っています。
営業で出回っていて、こういった時事問題とか、何気ない話をさせていただくととてもためになります。
以上、事務局でした!











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