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暫定税率について 

こんにちは。事務局です。
またまたご無沙汰してしまいました。
さて今日はニュースに関して。
与野党はガソリン税の暫定税率廃止案に関し、秋の臨時国会での成立を目指しているそう。。。
そこでよく聞く暫定税率とは何ぞや?から整理したいと思います。

そもそも「暫定税率」とは?
→ガソリンや軽油にかかる税金(=燃料税)を一時的に引き上げる目的で作られた制度です。
ところが「一時的」のはずが、何十年も続いてしまったのが問題でした。

背景:なぜ作られた?

〇できたのは1974年(昭和49年)

当時、日本は高度経済成長の終わりかけの時代で、車が爆発的に増えました。
→ しかし、道路はボロボロで、整備がまったく追いついていない!しかも当時オイルショック後の財政圧迫。

「道路をもっと作るためにお金が必要だ!」

ということで、政府は1974年に、

  • ガソリン税・軽油引取税の税率を大幅に上乗せ(=暫定税率)しよう!
  • 本来の税率:ガソリン1リットルあたり28.7円
      ↓
    暫定税率25.1円プラスしよう!(しかも消費税も多くなる。) ちなみに軽油は軽油引取税の中に17.1円上乗せ。
  • 税率:なんとガソリン1リットルあたり53.8円
    最短で2年、最長5年以内」の臨時徴収ですと、政府は言っていました。

つまり最初は「道路を早く整備するための臨時の財源」が理由でした。

〇ではなぜ何十年も続いたの?

理由1:道路整備はずっと必要だった

日本は地形が複雑で、地震や災害も多い国です。
→ 道路や橋の維持費も莫大にかかる
→ 一度整備しても「終わり」がない

理由2:「一般財源化」で他にも使えるようになった

2009年以降、暫定税率の制度は**「実質的に恒久化」**され、
道路以外にも使えるようになりました(医療、年金など一般財源化されたということ)
→ つまり、「税収としておいしい」財源になってしまった。


まぁでも当時インフラ整備がなされていない時代と、今の道路整備に必要なお金が同じなわけがないでしょう。。。。
しかも道路整備以外にも使えるとしたことで、いろんなものに使い放題で、不透明になった。。。。

うーん、どうでしょう。
簡単に書いても非常におかしな制度。。。

さらに全体の価格に消費税がかかっているので、税金部分の53.8円にも消費税がかかっています。
まさにTax on Tax! おかしすぎる!ということでずっと批判があったわけです。
しかしなんと50年以上にわたり維持されています。。。(国民はやさしいですね。)

一度、2008年に「暫定税率を失効させよう」とした動きもありました。
1ヶ月間税率はもとに戻されたのですが、(25円安くなったらしい)
結局道路整備財源の確保が必要ということで、暫定税率はすぐに復活しました。(なぜかよくわからない)

ただここにきて、2025年参議院結果の結果野党にも大きな力が生まれ、やっと暫定税率廃止案が現実味をおびできました。
でもここで、単純に25.1円下がるかというとそういうことではありません。
現在の燃料高騰は深刻ですでに補助金10円でています。
暫定税率が廃止になれば当然補助金はカットされます。
実質ガソリンは10円、軽油は7.5円くらい安くなるのが現実的なところらしいです。
現段階の案としては段階的に補助金を25.1円まで出して、廃止したときにあまり差が出ないようにするみたいです。

ということで、あまり喜びすぎると実際たいした変化がなかったということにもなりますので、情報は頭に入れておかねばなりません。

何か動きがあったら、、また書きたいと思います。

では! 事務局でした。


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