日記

技能実習制度と特定技能制度について

こんにちは! 事務局です!
さて、前々回当組合は技能実習制度の監理団体となりました、とお伝えしました。
「それってなにするの?」「最近よく聞く特定技能とは違うの?」「悪いニュースばかりのやつだ」といったお声をたまに聞きます。
特に技能実習制度は現在ニュース等で多くの批判を受けているということもあります。

これから進める事業に対してマイナス面がフォーカスされているように感じるので、それについて考えてみたいと思います。

最近技能実習制度に関わる方々と多く話す機会が多いですが、悪用するのはごく一部であることはとても実感しているところです。監理団体許可を申請中、技能実習機構(OTIT)は厳しく公正に審査していることがわかりましたし、JITCOも丁寧に不正などが決して行われないようにアドバイスと注意喚起してくれます。また法律も厳しく規定されています。まるで制度自体を批判するようなニュースが多いですが、そういった方はぜひ「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律」を読んでいただきたいと思います。読めばわかりますが、制度上、在日外国人はとても手厚く守られています。むしろ、日本人の労働者より守られているのではないかとすら思います。
私がイギリス行った時より、間違いなく制度的にはさまざまな援助を受けられます。
単純に「どうやったらニュースで出てくるような悪質にケースになるのだろう?」と疑問に思いますし、読んだ方は皆そう感じるだろうと思います。

ニュースで出てくるようなケースが発生すれば、間違いなくすぐに監理団体許可や実習実施許可は取り消しになるはずです。つまり審査機関に対して、虚偽をしたり、隠ぺいしているわけですね。であるならば、制度が悪いとはいえないでしょう。

いつの時代も多くの場合、法律や制度が悪いのではなく、制度を利用する人や解釈する側に罪があります。

しかし、技能実習制度はどちらかというと悪く言われ、特定技能制度は好意的にみられている気がします。

両社のどこが大きく違うのかというと、「転職の自由」が大きな点であると思います。
実際、技能実習は転職に関してかなりハードルが高いです。
逆に特定技能はほぼ日本人が転職するのと同じように簡単に仕事を変えることが可能です。
これは技能実習が仕事であると同時に学校のような性質を持っているからだ思います。
例えば大学って通い始めるとなかなか変えづらいですよね?単位の問題、認定の問題いろいろ出てきます。
しっかり技術を学び通して、母国の発展に寄与することが大きな目的だからです。
結果的に、実習先の扱いが雑だったり、不当だったりすると実習生にとってつらい労働期間になってしまいます。

大切なのは実習生にも実習先の法人様にもスタート前の段階で納得いくまで話し合い、理解し合っていただくことだと思います。監理団体として、その点は強く意識していくつもりです。

最近のニュースでありましたが、モスバーガーが特定技能ビザ取得のベトナム人16人を採用したとのことです。3年間で計80人の受け入れ計画だそうです。日本の今の問題点を考えれば、今後間違いなくより多くの外国人に働いてもらう流れになってくると思います。

形としては、技能実習生として3年かもしくは5年経験後、特定技能VISAをとっていくという流れが主流になっていくでしょう。当組合もゆくゆくは登録支援機関として特定技能事業にも寄与できるようになりたいと考えています。

もっと日本の中小企業が各々自然に国際感覚を持って、外国人たちと共存できる環境になれたらよいですよね。

私事ですが、最近フィリピン大使館の方と話す機会が多く、自分の英語力の低下を痛感しました。
ですので、ネットの英会話レッスンを毎日30分し始めました。
それが思ったより楽しく、一日の終わりに英語を使って、ああだこうだと会話するのがとてもよい習慣になってきています。いろんな国の人と話すと新たな発見がありますし、刺激になります。

日々勉強ですね!

以上事務局でした。













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